ロシア人フィギュアスケーターの国籍変更を巡り、ロシア連盟が強硬な姿勢を貫いている。

 アイスダンスで活躍するダリオ・チリザノは、かつてイリーナ・ハベロニナとのカップルで活動。ユース五輪を制するなど、世界の舞台で結果を残してきたものの、1月いっぱいで解散した。現在はカナダ・モントリオールを拠点にチェコのデニサ・チムロワと練習に励んでいることもあり、チリザノもチェコへの国籍変更を熱望。しかし、ロシア連盟は国籍変更を認めない立場だ。

 同国メディア「sports・ru」は「チェコフィギュアスケート協会がロシアフィギュアスケート連盟からチリザノの国籍変更に関する書簡を受け取った」と報道。チェコフィギュアスケート協会のカレル・オブレヒト事務局長は「手紙の中身を明かすことはできませんが、簡単に説明しますと、承認が得られていない理由を説明した手紙です」と説明。現時点で特に大きな進展はないという。

 ロシアの選手はウクライナ侵攻の影響もあり、国際大会に出場できない状況が続いている。チリザノが熱望するチェコへの国籍変更が実現すれば明るい兆しが見えるだけに、オブレヒト事務局長は「われわれはこの障壁を取り除くために、交渉を続けていく」とコメント。果たしてチリザノの要望が通る日は来るのだろうか。