現役生活にピリオドを打った女子プロレス「スターダム」の〝ジャンボ・プリンセス〟ひめか(25)が、ラストメッセージだ。

 引退セレモニーが行われた14日の後楽園ホール大会では急きょ、1人1分の30人掛けマッチに出場。所属選手に加えアクトレスガールズ時代の同僚、高瀬みゆき、関口翔と熱戦を繰り広げた。

 セレモニー終了後、取材に応じ「普通に生きていて、人からこんなに『かわいい』とか『好き』って言われたり、自分が誰かの生きがいになることってないと思うんです。多くのファンの人と出会えてこんな結果を残せたからこそ、幸せなプロレス人生だったなって思う」と約5年半の現役生活を振り返った。

「この5年間、私と出会った人の中で、誰か一人でも欠けたら今の私はいなかったので、本当に感謝しています。これからも、みんなが笑顔で過ごしてくれたら何よりです」

舞華(手前右)らに担がれたひめか
舞華(手前右)らに担がれたひめか

 アイドルグループ「スルースキルズ」時代は全日本プロレスの応援大使として活躍。解散後はプロレスラーになることを決意し、秋山準の指導を受け2017年12月にアクトレスガールズでデビューした。

 スポーツ経験のなかったひめかは練習生時代、前転もできず泣きながら受け身の練習をしたという。「秋山さんは私を娘のようにかわいがってくれてたからこそ、常に『これができなきゃ、あきらめた方がいいよ』って言われてた。でも、私は『秋山さんから見放されたら、私に何が残るんだろう?』と思って練習してました。それがあったから今、大きなケガもなく受け身が取れて、引退ができるなって思います」と感謝の言葉を贈る。

 また、ともにゴッデス王座を戴冠した相棒の舞華には「ひめかっていうものにとらわれず、突き進んでほしい。舞華には絶対にベルトを巻いてほしいなって心の底から思います」とエールを送り「私もこれからは何も気にせずに、スターダムを応援できるのが楽しみです。今後はお客さんとしてDDM(ドンナ・デル・モンド)の大事な試合とかは見に行きたい」と笑顔を見せた。

 ひめかの人生の第2章が幕を開ける。