ソフトバンクが11日の日本ハム戦(ペイペイ)に6―3で快勝。カード勝ち越しを決めて、首位・オリックスとの差を2ゲームに縮めた。
攻守で気を吐いたのが甲斐拓也捕手(30)だ。1点を追いかける3回に今季1号の同点ソロを左中間スタンドに運んだ。守備でも1点リードの5回、無死一塁の場面で、投球を捕球後に一塁へ矢のような送球をして走者・水野を刺した。
藤本監督は当たりの出ていなかった正捕手の一発に「あの本塁打が勢いをつけたんじゃないか」。守備での〝強肩発動〟にも「あのピックオフは今日の試合の中で一番大きかったと思う。これからも隙があればやっていければ。ずっとキャンプから練習していることをあの場面でできたことは大きい」とニッコリだった。
今季はFAで嶺井が加入。シーズン前に指揮官は捕手併用が戦略上のトレンドであることを前提に「当然、捕手も研究される。例えば昨季のオリックスは捕手3人で回っていた。甲斐がメインなのは間違いないが、うまく何人かがはめられれば」と青写真も描いていた。
ただ、やはり基本的には守備での安定感で甲斐は外しにくいというのが現在の首脳陣の考えだという。目先を変えるための併用は今後も取り入れていくが、ここまで嶺井のスタメンは天敵・オリックス戦の2試合のみ。海野ら若手捕手は途中出場だけだ。打率1割7分1厘、1本塁打、9打点と打撃面で大きく低迷しているものの、甲斐が全30試合のうち28試合でスタメンマスクをかぶっている。
V奪回を目指すシーズン。FA選手が新加入してきた中で、甲斐が扇の要としての存在感を見せている。












