松井稼頭央監督(47)率いる西武が若手を積極起用し、奮戦している。今季はオリックスへFA移籍した森友哉捕手(27)の穴が不安視されるなか、5日現在、首位オリックスとは3ゲーム差の4位。ここからの巻き返しは…。現役時代に松井監督と1・2番コンビを組んだ本紙評論家の大友進氏に聞いた。
――ここまでのチームの戦いぶりは
大友 源田や山川が離脱していたこともあり、普段出ていない選手が出ている状況。それならば、これまで以上に思い切って足を絡めた攻撃をしてほしいかな。
――森の穴はカバーできているか
大友 柘植や古賀ら捕手陣の守備は遜色ないが、打線の穴はやっぱり大きいよね。今年は外崎が好調なので、その前後で打線が〝点〟ではなく〝線〟となっていやらしい攻撃をしてくれればと思っています。
――今季のチームスローガンは「走魂」。まだ走り足りない
大友 やっぱり金子が調子が悪いのがもったいない。あれだけ脚力がある選手なんだからね。打てないなりにでも、1年間ならそれなりの率に収まると思うので、松井監督にはがまんしてでも起用してもらいたい。
――西武といえば2018年オフに浅村、菊池が流出。その翌年に優勝している。森が流出した翌年の今年も…という展開はあると思うか
大友 主力が抜けると残った選手には責任感が出るよね。自分も清原さんがFAで巨人に行った翌年(1997年)にチャンスが増えて優勝できましたし。いいプレッシャーになって守備とかでもいいプレーが出るようになって。あの年は野球をするのが楽しかった。そういう気持ちが(FA流出の続く)ライオンズには伝統的にあるね。前年より戦力はダウンしているのに、精神的な部分で優勝しちゃったっていうイメージ。
――今後、楽しみな選手は
大友 投手なら2年目左腕の羽田(慎之介=19)かな。和製ランディ・ジョンソンになれる逸材。オリックスとかも若手の勢いのあるピッチャーを使っているし、一軍でしか得られないものもあるので、そろそろ抜擢してほしい。逆に野手は今一軍にいる選手をがまん強く使ってもらいたいし、愛斗はセンターに固定してもいいのでは。もう栗山と中村にいつまでも頼っているようじゃだめ。でも、あいつら打つんだよなあ…。












