高卒4年目となるヤクルト・長岡秀樹内野手(21)が5日のDeNA戦(神宮)で人生初となる逆転サヨナラ2ランを放った。この一発を含め両軍合わせて11本塁打飛び出した乱打戦を10―9で制した。

 8―9と1点差を追う9回だった。DeNAの守護神・山崎を相手に二死走者なしから、オスナが左安打で出塁。続く8番・長岡が3球目のスプリットを右翼席へ。劇的すぎる今季1号に球場は大歓声で揺れた。

 大仕事をやってのけ、満面の笑みでお立ち台に上がった長岡。打ち合いになった激戦に「長かったっす…(笑)」と素直すぎる感想を述べた。さらには「水かけられるの憧れだったんですけど、予想外すぎて準備してなかったって言われました」とナインからのお出迎えにがっかり。そんな姿にスタンドからは笑い声と「かわいい~!」の声が飛び交った。

 高津監督やチームメートらからは「風のおかげだぞ、と褒めてもらえませんでした」と明かした21歳。だが、指揮官は「しっかり狙い球を絞って強く、遠くに打てるのが彼の持ち味なので。本当に彼のバッティングができたのかな」とチームを勝利に導いたひと振りをたたえた。

 子どもの日にまさにヒーローの姿を見せた長岡。野球を頑張る少年少女たちに「たくさん練習して、たくさん寝ることですかね」とメッセージを送った。