新日本プロレス27日の広島大会で、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム(33)が金丸義信(46)の挑戦を退け4度目の防衛に成功した。5月3日福岡大会でジュニア王者としてIWGP世界ヘビー級王者のSANADAに挑戦することが確定し、史上初の2階級同時制覇を達成してのプロレス大賞MVP取りを予告。その裏で〝ある人物〟との亀裂修復を見据えている――。
金丸の執拗な左足攻めに苦しんだヒロムだが、TIME BOMBⅡで執念の逆転勝利。史上初のヘビーとジュニアの最高峰王座同時戴冠という快挙に王手をかけた。
SANADAからは「二兎を追う者は一兎をも得ず」と挑発を受けた。しかしヒロムは「よく分からないし、あんまり好きな考え方ではないですよね。俺は夢を追えば追うほど目標が高くなって強くなるものだと思ってますから」と反論。「二兎どころじゃないですよ。ジュニアと世界ヘビー、ゴールデンタイム(復活)に東京ドームのメインイベント、内藤(哲也)さんとの試合。MVPも入れたら、六兎になりますから」と改めて尽きることのない野望を強調した。
1982年の初代タイガーマスク以来となるジュニア選手としてのMVPも、2冠を達成すれば現実味を帯びてくる。そんなヒロムがひそかに、気の早いことに授賞式で対面を熱望しているのが、スターダムで活躍する超人気ユーチューバーでタレントのフワちゃんだ。ともに八王子出身の著名人が集まる「八王子会」メンバーだが、面識はない…どころか「一方的に亀裂が走っている状態」(ヒロム)だという。一体、どういうことなのか。
それはフワちゃんのプロレス挑戦が発表された昨年9月のこと。ヒロムはここぞとばかりに八王子会のグループLINEに「継続的に試合されるんでしょうか? いつの日かプロレス会場でお会いしそうですね」と、ニッコニコの顔文字付きで投稿した。だが基本的に返信しないフワちゃんは〝既読スルー〟。「プロレス界では(自分が)大先輩じゃないですか。何か返ってくるだろうと思ったんですけど…。もしかしたら八王子会にプロレスラーがいること知らないんじゃないですかね?」と落胆していた。
そのフワちゃんは23日のスターダム横浜大会で2戦目を戦い、高い評価を得た。ヒロムは「本気で相手にぶつかっていってるな、勝ちにいってるなって、すごく感じました。けどそこを評価するんじゃなくて、『いい受け身だった』みたいな意味わからない評価の仕方が結構多かったんで。それはちょっとかわいそうだなって」と同情しつつ今後の活躍にも期待を寄せる。
「本気で継続参戦するなら新人賞を取れるくらい活躍してほしいです。自分はMVPを取るので、そこで初めてプロレスラー・高橋ヒロムを知ってもらえるんじゃないかと。すごい人が八王子会にいたんだと思ってもらえたら」と目を輝かせた。
かなえるために夢を語り続けてきたヒロム。今年こそ、誰もが認めるプロレス界の顔になる。












