人気ユーチューバーでタレントのフワちゃんが、23日の女子プロレス「スターダム」横浜アリーナ大会でデビュー2戦目に臨み、驚異の進化を見せつけた。試合は敗れ、今後の参戦については「一回冷静に次、どうするか考えてきます」と話したが、改めてポテンシャルの高さを認めた団体内からは継続参戦を求める声が続出。タイトル挑戦の期待も高まっている。

 フワちゃんは師匠の葉月(25)と組み、林下詩美(24)、天咲光由(20)組と対戦。同期の天咲から左ヒザへの一点集中攻撃を受け、詩美には強烈なボディースラムの洗礼を浴びた。

 それでも新日本プロレスのオカダ・カズチカに教わったというミサイルキックを天咲に決めると、詩美には鮮やかなクロスボディーアタックを決めて会場を沸かせた。最後は詩美のジャーマンスープレックスに沈み昨年10月のデビュー戦に続く敗戦となったが、「90点です。勝ててたら100点出したいくらい満足できる試合になったと思う」と胸を張った。

 ただし、今後については「前みたいに『もう一回やらせろ!』とダダこねるんじゃなく、一回冷静に次、どうするか考えてきます」と態度を保留した。

 だが、女子プロ界に現れた〝逸材〟に団体側は熱烈ラブコールを送る。木谷高明オーナーが「センスありますよね。3戦目、やってほしいと思いますけど」と語れば、対戦相手を務めた詩美は「第1戦を見たときから、プロレスラーとして相手しようと思っていました。技の精度では、まだできていないところがあるかもしれないけど、私から(3カウントを)取りたいという気持ちが伝わってきた。私もプロレスラーとして最大限の返事をしました」と賛辞を送る。

フワちゃんからジャーマンでピンフォールを奪った林下詩美
フワちゃんからジャーマンでピンフォールを奪った林下詩美

 通常は新人に使わないジャーマンを出したのは、一プロレスラーとして認めた証しであると同時に、プロレスは甘くないというメッセージを伝えるためだったという。詩美は「次も期待を超えてくれると思う。第3戦目もスターダム全体が歓迎だと思うし、私もドンドン成長する姿を見たい。勝ちたいという気持ちがあるなら、私はいつでもプロレスラー・フワちゃんと対峙する準備はできてます」と語った。

 デビュー戦に続きパートナーを務めた葉月は今回、あえてサポートに回った。「勝ちに貪欲な姿が見られたと思います。自分の力で勝つ、負けるというのも経験なので。受けは練習より本番のほうがいい受けをする」と目を細める。

 フワちゃんは過去の全日本女子プロレスや米WWEの映像までくまなくチェックし、技の研究に余念がないという。向上心を感じるからこそ、葉月は「勝った姿を見せてほしいし、私自身も見たい。(6人タッグの)アーティスト王座を一緒に狙ってもいいなと思っているので。いつでもフワちゃんの帰りを待っています」。〝もう一丁〟はあるのか注目だ。