さすがはリーグ3連覇を知るV戦士だ。広島・菊池涼介内野手(33)が27日の中日戦(マツダ)で初回に三塁・石川昂のグラブをはじく内野安打でプロ野球史上132人目の通算1500安打を達成。その勢いに乗って2020年9月4日のDeNA戦(マツダ)以来となる1試合5安打と気を吐いた。チームは延長12回の末、3―2と逆転サヨナラ勝利し、再び貯金生活に戻った。
前日26日に通算1499安打を放ってリーチをかけていた菊池は、フルカウントから相手先発・柳の投じた143キロを迷わず強振した。出塁後に記念ボードを手渡されると、一塁ベース付近で掲げ、スタンドから大きな拍手が送られた。平成生まれの1500安打達成は楽天・浅村、巨人・丸に次いで3人目だ。
菊池の勢いは止まらなかった。3回一死の第2打席でも三塁へ内野安打。2点を追う8回先頭では左翼線を破る二塁打で出塁した。この1502安打目が反撃のノロシとなり、続く野間の右翼線への適時三塁打で生還。さらに一死三塁から4番・マクブルームに中前適時打が飛び出し、一気に追いついた。
お立ち台に上がった菊池は「勝ち試合でここにおこぼれで立っている」と冗談めかしながらも「(1500安打を決めて)僕らしい汚いヒットで鮮やかではなく僕らしいかなと思った。地元で決めることができてうれしい。今まで手伝ってくれた方々や裏方さんに感謝したい」と頭を下げた。
チームには不安材料もある。前日の同戦で左太もも裏を痛めたエースの大瀬良が出場選手登録を抹消された。症状の報告を受けた新井監督は「軽度の炎症があるので無理はさせられない。まだ4月だし、大事な時にいてもらわないと困る投手なので、しっかり治してほしい」と完治を優先させる方針。そんな苦境だからこそ、菊池の大ハッスルがチームに与えた好影響は計り知れない。












