阪神・村上頌樹投手が22日の中日戦(バンテリン)に先発登板し、2安打無四死球10奪三振で竜打線を完封。プロ初勝利を最高の形で飾り、2―0の勝利に大きく貢献した。

 前回登板の巨人戦(12日、東京ドーム)でも7回を無安打無四死球のパーフェクトピッチを披露したが、後続が同点に追いつかれプロ初勝利は水の泡に。仕切り直しとなったこの日の一戦でも、5回一死に福永に中前打を浴びるまで一本の安打も許さない投球を継続し、試合をまたいでの〝完全投球記録〟は11回1/3にまで伸びた。

 ファームでは十分な実績を残しながら、一軍マウンドとはほとんど縁のなかった3年目右腕は、待望のプロ初白星に「長かったですね。(捕手の坂本)誠志郎さんに引っ張ってもらいましたし、バックの皆さんも守って下さった」とまずは感謝の言葉。余計なことは極力考えず「目の前の一人ひとりのバッターを抑えていこうと思った」とこの日の投球を振り返った。

 抜群の制球に裏打ちされたテンポの良い投球で、29人の選手に対して投じた球数は僅かに105。岡田監督も「なあ。すごいなあ。2試合無四球やろ。そういうことやんな。そら想像以上よ」と手放しで大称賛。完全投球を継続しながら7回限りで村上を降板させた前回登板時の采配は大きな反響を呼んだが、「(5回に)一本ヒット打たれてホッとしたわ(笑い)。これでいつでも代えられるなって」と上機嫌でジョークを飛ばし、球場を後にした。