これぞ〝マインドコントロール効果〟だ。中日・小笠原慎之介投手(25)が21日の阪神戦(バンテリン)に先発し、投打で大活躍。チームを4―1の勝利に導いて連敗を止め、最下位脱出に貢献した。
初回こそ一死一、三塁から大山の犠飛で先制点を献上したが、毎回の9奪三振で7回5安打1失点の好投で今季2勝目をマークした。バットでも2点リードの3回二死一、二塁で中前適時打を放ち、2試合連続で打点を挙げて、相手先発・青柳をマウンドから引きずり下ろした。
開幕投手を務めた小笠原は、ここまで今季3試合に登板し、20回2/3を投げ、防御率2・61と抜群の安定感を誇っている。その裏にあるのが自身で〝喜怒〟を操れるようになったことだ。前回14日の巨人戦で6回2失点で今季初勝利を挙げた際は鬼の形相でマウンドに上がり「怒っているような緊迫感があるマインドでいこうかなと。わざとそうしているので僕からしたら全然普通。熱い感情でいった」と説明する。
この日は逆に「今日は基本的に冷静でマウンドに上がれていた。ピンチを背負った時に自分を鼓舞するように、しゃべったりもしていた。そのスイッチのオンオフが今日はうまく切り替えられた」と、してやったりの表情を浮かべる。
自身にしゃべりかけた内容について「結構、きつい言葉なので新聞には書けないです(笑い)。熱くなるような言葉を自分に話しかけている感じです」と明かす。
その上で「自分の中でどういうマインドが合うのかなと思いながらやっている。このイニングは落ち着いた方がいいのか、熱い感情でいった方がいいのかと、いろいろある」。1試合の中でも場面によって喜怒のマインドをコントロールしながら投球しているわけだ。エース・大野雄が左肘クリーニング手術で戦列を離脱する緊急事態だが、その穴を埋める小笠原の存在感は頼もしい限りだ。












