陸上女子で東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(23)が新たな一歩を踏み出した。

 先月に豊田自動織機を退社した田中は、2日に駒沢陸上競技場で行われた「THE MIDDLE 2023」の1000メートルに出場し、2分44秒54で優勝。「練習は良くてもレースだと硬くなることが最近続いている。今日もそういう感じのレースになってしまった。そこは今後自分らしさを見つめ直す機会にしたい」と振り返った。

 今季は世界選手権(8月、ハンガリー・ブダペスト)を最大の目標に活動していく方針。退社後初のレースを終え「まだ決意の部分ではもっと理想の部分は高くて、やりたいことはあるが、まだ伴っていない部分が多い。肩書が変わることで自分が合わせていかないといけない部分が大きい。決意をより固めていくための決断」と決意を新たにした。

 現在は自らと葛藤しながらレベルアップを目指している。「2月が走れ過ぎていたけど、このままうまくいくとは限らないという怖さがある。今はまだ不安の方が大きいが、堂々と走ることができた点はうれしかったし、楽しかった。でも、そこに伴った結果を出したい」と力強く語った。

 さらなる高みへ、自らの進む道を正解にしてみせる。