豊田自動織機は27日、今月いっぱいで東京五輪陸上女子1500メートル8位入賞の田中希実(23)が退社すると発表した。

 同社によると、田中から今夏の世界選手権、来年のパリ五輪に向け世界と戦う強さを身につけるため、退社して一層競技に集中する環境で取り組みたいという申し入れがあったという。

 田中はコメントを発表。「学生の頃から支えていただき、4年間も継続的な手厚いサポートを頂いて参りました。そのおかげで、世界を舞台に戦う選手に、一歩ずつ近づいて来られたと感じています」と同社への感謝の気持ちをつづった。

 その一方で「ただ、近頃は自分自身の甘えにより、ハングリーさが失われてきたと感じ、さらなる成長を目指して、新たな環境に身を置くことを決めました」と決断に至るまでの経緯を報告した。

 さらに「今後の活動については、改めて正式な場を設けてご報告させていただきますので、ご理解のほどよろしくお願いします」としている。

 田中は2021年に行われた東京五輪の陸上女子1500メートル決勝で3分59秒95で8位に入賞。人見絹枝以来、93年ぶりに女子中距離での入賞を果たしている。