F1アストンマーティンのランス・ストロールの際どい発言が波紋を広げている。
ストロールは中断後の再開初戦となるマイアミ・グランプリ(GP、決勝5月3日=日本時間同4日)に向けて現地で取材対応。そこで物議を醸している今季から導入された新規則への批判を展開した。
フランスのモータースポーツ専門メディア「ネクストジェンオート」は「ストロールは、F1の2026年レギュレーションに対し、これまでで最も強い批判を展開し、『完全に間違っている』と断言した」と伝えた。
ストロールは、マイアミGPから実施される予定の軽微なルール変更について質問を受けると、主催者側が制止したにもかかわらず「いや、大丈夫だ。これについて質問してもいいよ」と積極的に返答した。
「バッテリーのことを気にせずに全力で走れる、真のF1カーが登場するには、まだ時間がかかると思う」と指摘した上で、マイアミで実施されるルール変更だけでは不十分だと一蹴。「我々は本来あるべき場所から遥かに遠く離れている。この規制は根本的に完全に間違っている。私はエンジニアではないが、私たちにできることはたくさんある」とバッサリ切り捨てた。
そして現行ルールのマシンはF1の魅力が失われていると断言。「F1は運転していてそれほど楽しいものではないよ。休暇中に他の車も運転したんだ。フォーミュラ3の車も試乗したんだけど、あれは右足の操作が重要なので、1000倍も運転が楽しかったよ」とドライバーにとって現在のF1マシンは〝F3以下〟と断罪した。
また、過去の時代と比べてアイデンティティーが失われているとズバリ指摘。「V8時代やV10時代の車載カメラ映像も見たよ。昔は今と比べてずっと激しくて、ずっとエキサイティングだった。残念だけど、またあの頃に戻れることを願っているよ」とF1に対して原点回帰するよう強く求めた。
ストロールの発言はF1への〝反旗〟とも取られかねないだけに危惧されているが、勇気ある見解として称賛も出ている。不満の多い現行ルールに一石を投じることになるか。












