第95回記念高校野球大会は第6日の24日、前日から天候不良で順延された2回戦が行われ、報徳学園(兵庫)が高崎健康福祉大高崎(群馬)を逆転の7―2で下し、3回戦進出を決めた。

 エース右腕・盛田智矢(3年)が先発し、4四球と制球を乱しながらも5奪三振の力投を披露。8回まで121球を投げて6安打2失点にまとめ4強入りした2017年以来、6年ぶりのセンバツ勝利に導いた。

 この日は本調子ではなかった。立ち上がら苦しみ、初回に2安打などで先取点を献上。打線が3回に3連続押し出し四球を選んで逆転に成功したが、7回も先頭に二塁打を浴びるなど2安打を許し、右犠飛で2点目を奪われた。

 それでも打線が粘って効率良く得点を重ねた。4回は堀(3年)、石野(3年)の連続適時打で2点を追加すると、8回には石野が左翼ポール際へダメ押しの大会第2号2ランを放ち、突き放した。

 試合後、盛田は「初戦を大事にしてきたのでしっかり勝てたのが大きい。最初飛ばしすぎてしまって、疲れてからも粘ることができた」と汗を拭った。

 しかし、大角監督は盛田の潜在能力の高さを買っているからこそ辛口批評。「今日見てもらった通り、彼のピッチングではまだまだない。良いときも練習試合ではあったが、肝心な本番で去年以下のボールだった。それは修正してやってきたものを次の試合で発揮してほしい」と訴えた。とはいえ「変化球で空振りは取れていた。この冬を超えて変化球は強くはなっている。その成果は出ていた」と期待も寄せた。

 報徳学園はセンバツでは通算33勝目を挙げ、32勝で並んでいた大体大浪商(大阪)と大阪桐蔭を抜き、歴代単独8位に浮上。春夏通算では61勝目となり、高知商と並ぶ歴代15位となった。東邦(愛知)―高松商(香川)の勝者と対戦する3回戦へ向けて大角監督は「ここまで来たら、どこが相手でも強豪校なので自分たちの野球を最後まで貫きたい」と意気込んだ。

 一方の健大高崎は甲子園春夏8度目の出場で初めて初戦で敗退した。