第5回WBCで3大会ぶり、3度目の優勝を果たした侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が帰国した23日、報道ステーション(テレビ朝日系)に生出演し激闘の舞台裏を語った。

 中でも生々しかったのは10日の韓国戦で右手小指を骨折した西武・源田壮亮内野手(30)の負傷の状態だった。

 栗山監督は「どこまで話していいのか分からなんですけど…」と前置きしながら、韓国戦3回の帰塁時に起きた負傷の場面のベンチでのやりとりをこう説明した。

「あの時、セカンドと交錯してベンチ裏に帰ってきて、ボクは見ていないんですけど、ちょっと治療してそのまま源ちゃん、バーッと走ってセカンドランナーに戻って行った。その後に(トレーナーが来て)『監督、指が完全に横向いてます』って。ボルタレン(痛み止め)を普通は水で飲むんですけど、そのままラムネみたいに口に突っ込んで、バーッて行くんですよ。その魂というか、それは本当に感動したし…。次の日、ボクは(メンバーから)外そうと思って源ちゃんと話したんですけど、『本当にこのWBCに全てを賭けます』と。ある程度(送球は)できたので、ボクは本当に〝源ちゃんに賭ける〟と思いましたし、選手全員もそう思っていた」

 その後、16日の準々決勝・イタリア戦(東京ドーム)でスタメン復帰した源田が患部の小指をテーピングでぐるぐる巻きにし同戦ではタイムリーを放ち、準決勝・メキシコ戦(マイアミ)、決勝・アメリカ戦(同)で再三にわたる好守で日本の守備に安定感をもたらせたのは周知の通り。

 問題は在籍する西武に帰って1週間後に迫った開幕をどうするのかということ。このまま試合に出続けながら治していくのか、一度戦列を離れ治療に専念するのか…。松井監督、トレーナー、チームドクターとの話し合いがすぐにも行われる。