侍の雄姿に力をもらった。巨人の中田翔内野手(34)が22日のオープン戦・阪神戦(東京ドーム)で先制適時打を放ち、チームとして20イニングぶりの得点を果たした。
今季初となる本拠地での伝統の一戦でトンネルを脱した。中田は0―0の初回二死二塁で打席を迎えると、カウント2―2から西純の143キロを捉え、打球を左前へ。チームとしては25イニングぶりの適時打で待望の得点をもぎ取った。その後の3打席目でも適時打を放つなど、開幕に向けて復調傾向を見せている。
力強いスイングには、中田として期するものがあったのか。後輩やかつての戦友らが選出された侍ジャパンが、この日にWBC決勝で米国を下し世界一を達成。連日の熱戦を見届けたという中田は「本当に一ファンとして応援している中でみんなすごい活躍したし、一番は栗山さんが喜んだ顔ていうのがね、久々に僕も見れましたし、すごく良かったなと思います。僕も興奮させてもらったんでね」と笑顔。
前日の準決勝・メキシコ戦でサヨナラ打を放つまで長い不振に陥っていた大砲・村上(ヤクルト)についても「僕もね、日の丸背負って全然打てない時期もありましたしね。相当苦しかったと思いますし、あれを最後ああいう形ではね返すっていう。すごいですよね。相当病んでたとは思うけどね、結果として残すというのはさすがですよ。シーズン入ったらここから火が付くのは怖いですけど(笑い)」と自らの経験を交えながら健闘をたたえた。
侍ジャパンのメンバーにはチームの後輩である岡本和や大城卓らをはじめ、古巣・日本ハム時代の戦友も数多く在籍。その雄姿から「日の丸を背負ってグラウンドに立ってる人間しか分からないことだと思いますけど、相当なプレッシャーがあったと思いますし、打てなかったときの球場のため息だったり、すごく響くんでね。相当なプレッシャーがみんなあったと思います。その中で世界一っていう、本当にすごいカッコいい事。本当にみんながカッコよく見えましたね」と大きな力をもらったようだった。
侍たちの活躍に負けじと、中田も開幕に向けてフルスロットルで調整を続け〝レベチ〟なスイングを見せつける覚悟だ。












