フィギュアスケートの世界選手権(22日開幕、さいたまスーパーアリーナ)の公式練習が21日に実施され、男子の山本草太(23=中京大)と友野一希(24=上野芝ク)がメインリンクで調整した。

 初出場となる山本は、ショートプログラム(SP)の曲かけで4回転―3回転の連続トーループ、4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。「楽しく滑ることができた。つかみたい感覚をつかめた」と振り返った上で「シニアに上がってから目標にしていた舞台。時間はかかってしまったが、この舞台に来られてうれしい」と声を弾ませた。

 大会前には、同会場で実施された2019年世界選手権を経験している宇野昌磨(トヨタ自動車)から「全日本とかに若干近いかな」と助言を受けた。「しっかりシミュレーションしながら、練習してきた」と感謝の言葉を口にしつつ「自分の成長につながる、そんな試合にできたら」と決意を述べた。

 一方の友野は、公式練習と第5回WBC準決勝・日本―メキシコ戦(マイアミ)の時間帯が被る非常事態に「気が気じゃなかった」というが、村上宗隆内野手(ヤクルト)のサヨナラ打に安堵の表情を浮かべた。SPの曲かけではノーミスの演技を披露し「しっかり気持ちよく体を動かせた。メダルが取れたら。そのポテンシャルがあると信じているので、自信を持って臨みたい」と腕をぶした。