アイスダンスの〝かなだい〟こと村元哉中(30)、高橋大輔(37=ともに関大KFSC)は、自然体で大一番に臨む。

 22日に開幕するフィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)に向けて、メインリンクで行われた公式練習に参加。リズムダンスの曲をかけでは、ステップにミスが出たが、その後の練習で修正に励んだ。村元は「いつも通り一つひとつのエレメンツを確認した。あとは米国と日本の氷のサイズ感が違うので、そういったところや、会場の雰囲気を確認した」と振り返った。

 9位だった2月の四大陸選手権後は、フリーダンスの終盤に行うコレオリフトをスピンに近い形に変更した。村元は「今季はいろんなリフトを試してきたが、うまくいかなかったり、ミスが目立っていた。いつどんな状況もできるエレメンツを考えた。世界観を崩したくなかった」と意図を説明。大一番を前に、できる限り完璧に近いスタイルを追い求めてきた。

〝かなだい〟にとって世界選手権の舞台は、前回大会に続いて2度目。村元が「昨季の世界選手権は100%の演技ができなかった」と明かすように、悔しさの残る一戦となった。かねて今大会は「トップ10入り」を目標に掲げてきたものの、自らの演技に集中する構え。「自分たちの100%を出さないとその立ち位置にはいけない」と意気込んだ。

 3月にそろって1つ年齢を重ねた〝かなだい〟。最後に高橋が発した「ベストを尽くします」は、新たな景色を予感させる力強い言葉だった。