巨人・原辰徳監督(64)がドラフト1位・浅野翔吾外野手(18=高松商)の〝猛打賞開幕〟にうなずいた。

 イースタン・リーグ開幕戦となった19日の西武戦(ジャイアンツ球場)に、浅野は「1番・中堅」で出場。5打数3安打1盗塁の活躍で、6―4での勝利に貢献した。

 日本ハム戦(東京ドーム)後、原監督は「いいですね。それはもう非常に。ある意味、開幕という中でね緊張、あるいは集中力。そういうものが出せるというのは、すごいことだよね」と〝金の卵〟の躍動を評価した。

 だが、それだけでは終わらない。この日「9番・捕手」で出場した岸田が2回無死一、二塁で犠打を試みるも、初球を打ち上げた。

 指揮官は「まあ、岸田の例をとって申し訳ないけどね、おれたちは岸田を売ろうとしているわけだよね。順調にきていると思うよ。ただ、バントというサインでボコっとフライをあげているようじゃね。やっぱり、その本来持っている力というもの以上のものを出せということは、我々も思ってない。あまりにもスキが多いというね」と17年ドラフト2位の岸田に手厳しかった。

「そういう意味では締めどころというかね、そういうものを浅野くんは持っているんではないかな」とまとめた原監督。自ら引き当てたドラ1を評価する一方で、チャンスをものにできない中堅にハッパをかけた。