巨人・原辰徳監督(64)が14日、秋季キャンプ中の宮崎からドラフト1位・浅野翔吾外野手(17=高松商)に電撃エールを送った。

 浅野はこの日、高松市内のホテルで巨人と仮契約を済ませた。夢への第一歩を踏み出したわけだが、球団側はリモートで宮崎と高松を結び、指揮官と金の卵による〝初対話〟を実現させた。リモートを終えて報道陣に応対した原監督は、浅野の印象について「元気そうだね。なかなか好感を持てるね」と破顔一笑。「久しぶりにジャイアンツ全体が狂喜乱舞した選手ですから非常に楽しみです」と胸をおどらせた。

 気になるのは浅野に伝えた内容だ。指揮官は「あまり深く、いろいろなことを考えてやる必要はない。全力で走れて、全力で投げて、全力で振れる状態でジャイアンツの門を叩きなさい。それだけでいいよ。プロになった以上、契約というのは避けられないこと。経験してみなさい。ジャイアンツはいい契約をしてくれると思うよ」といった趣旨の言葉を向けたという。

 もちろん、一方的に自分の思いばかりを伝えたわけではない。今夏の甲子園をわかせた逸材とはいえ、プロの世界に入るにあたって不安や疑問があって当然だろう。そこで原監督は「何か聞きたいことはあるかい?」と問いかけたというが「(浅野が)けっこう緊張していて特に何もなかった」と思わぬ展開に…。

 ただ、これは浅野本人に原監督がリモートに登場することを事前に知らされない〝ビッグサプライズ〟だったため。指揮官も「だから質問もできなかったのか…」と納得した様子だった。

 初対面を果たすのは、23日に東京ドームで行われる「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2022」となる見込みだ。「元気で会おうな」(原監督)。忌まわしきドラフト会議の抽選での〝黒歴史〟に終止符を打ち、球団の総意として最高評価をつけた黄金ルーキーとの遭遇を心待ちにしている。