高校球児にも〝大谷人気〟は絶大のようだ。第95回記念高校野球大会の開幕を18日に控え、開会式リハーサルが17日、甲子園球場で行われた。史上初となる2度目の春連覇を狙う大阪桐蔭・前田悠伍主将は「明日(優勝旗を)返すけど、もう一度取り返せるようにやっていきたい」と意気込んだ。

 本番を前にWBC日本代表の戦いから多くを学んでいるという。前田は「投手も打者もレベルがすごく高い。日本を代表している責任がすごく感じ取れる。1回から9回まで出ている人もベンチの人も本気でやっているのが伝わってくる。自分たちはまだまだ下手くそだけど、下手くそだからといって本気でやれないわけじゃない。スタメンだけでは勝てないし、ベンチ含めてスタンドの2学年44人で戦わないと勝てない」と〝全員野球〟を強調した。

 特に印象に残っているのが大谷(エンゼルス)だ。「大谷選手が投手でも打者でもすごく活躍されている。昨日(16日のイタリア戦)でもセーフティーバントだったり、いつもならやらないことを勝つためにやっている姿を見て、代表としての責任感を持って、結果を残しているのは見習いたい」と、すっかり二刀流右腕に心酔していた。

 プロ注目の高校生ナンバーワン左腕は「甲子園大会で勝って結果を残して優勝していい思い出にできたらいい」とし、その上で「今、WBCもやっているし、日本代表という形で入りたいという思いはもちろん持っているが、簡単なことではない。毎日毎日、努力を積み重ねていって実現できたらいい」と将来の夢も語った。