侍ジャパンのエース格・山本由伸投手(24=オリックス)の次戦登板はどうなるのか。

 2年連続沢村賞&パ・リーグ投手4冠を誇る右腕のWBC本戦での先発予定は、当初から12日のオーストラリア戦。その後は日本時間22日のWBC決勝が濃厚と言われていた。だが、山本が12日のオーストラリア戦で毎回の8奪三振を含む4回1安打無失点という圧巻投球を見せたことで、チーム内外から「準決勝(日本時間21日)に山本を登板させるべき」という声が出ている。

 侍関係者の一人がその内情をこう語る。

「WBC本番前から栗山監督ら首脳陣の間では『決勝は山本』という考えでした。ですが、12日の山本の投球内容と本人の仕上がりぶりをまず確認した上で、最終的な準決勝以降の登板順を決めようと」

 そんな状況下で山本はオーストラリア戦で好投。周囲の想像を超える抜群の安定感を見せた。そこで準決勝は佐々木朗(ロッテ)ではなく、重圧のかかる試合での経験が豊富な山本を前倒しで先発させ、決勝は佐々木朗を含めた投手陣総動員で臨むプランが浮上しているという。

 栗山監督は今大会前から投手陣について「これだけ素晴らしい投手が揃っているわけだから。誰が(マウンドに)行ってもいい投球をしてくれると信じて送り出す」と何度も強調している。果たして準決勝は当初予定の佐々木朗か、それとも山本なのか。決断時期は着々と迫っている。