WBC1次ラウンドB組は日本代表・侍ジャパンが1位突破を決めた。12日のオーストラリア戦(東京ドーム)に7―1の快勝。4連勝で準々決勝に駒を進めた。

 この日も近藤健介外野手(29=ソフトバンク)の好調なバットが勝利に大きく貢献。初回、1番・ヌートバーが四球で出塁すると、2番に入った近藤が右前打でつなぎ、大谷の特大3ランが生まれた。今大会初の先攻でいきなりの3得点。打線をけん引する役者たちが躍動し、主導権を握るには十分だった。

 近藤はこの日、2安打1四球。1次ラウンド4試合で打率4割6分7厘、1本塁打、5打点、得点圏打率4割2分9厘、出塁率6割をマークした。「日本のつなぐ野球ができた。ヌートバーも球数を投げさせてボールを見てくれるのは大きい。翔平が後ろに控えているので、相手も僕で勝負したいと思う。だから甘い球も来やすい。そういうところでしっかり対応できた1次ラウンドだった」。何でもできる〝最強トリオ〟に自信を深め、悲願の頂点を目指す。

 この近藤の働きぶりには、ソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(82)も大絶賛だった。「近藤が本当にいいよね。今後のラウンドに向けてドンドン調子が上がってきている。やっぱり大谷の存在も大きいと思うね」と、さらに打撃の状態が上向くと予想。1次ラウンド全日程を現地視察し、近藤がチームにもたらす効果に改めて舌を巻いた。