マッチョ侍が宿敵を無慈悲に粉砕――。WBC第1ラウンドB組・日本―韓国戦(10日、東京ドーム)に「5番・左翼」として先発出場した吉田正尚外野手(レッドソックス)が3打数3安打1四球。決勝の2点適時打を含む計5打点の大噴火でチームを勝利に導いた。
2―3と1点差に迫った3回一死満塁の絶好機。この日2度目の打席に入った吉田は、相手左腕・ウォンの投じたカウント1―1からの変化球に巧みに対応。「開き直って打ちました。(前打者の)ムネ(村上)が凡退して『しゃあないわ』と(笑い)。ゾーンを上げて浮いた球にしっかり反応できた」と試合後に振り返った技アリの一打を中前へ運ぶと2走者が一気に生還。スコアを4―3と引っ繰り返すことに成功した。
吉田は続く5回の第3打席でも一死三塁から右翼への犠飛をマークし追加点をゲット。さらに6回一死一、二塁の場面で迎えた第4打席では右前への適時打。7回二死満塁の第5打席では押し出しの四球を選び、さらにもう1点。終わってみればチーム最多となる5打点を挙げ、爽快なワンサイドゲームの立役者となった。
「結果的に勝利に貢献できたことは大きい。スイングやインパクトも少しずつ良くなってきている」と充実感を漂わせた背番号34は、「チェコも勢いに乗っていると思いますが、自分の力を出せれば大丈夫だと思います」と、翌11日のチェコ戦(東京ドーム)へ早くも視線を向けた。












