最下位からの巻き返しを狙う中日に〝侍ジャパン効果〟が期待されている。3、4日にバンテリンドームで行われた侍ジャパンとの強化試合がチームに大きなプラス作用をもたらしているのだ。

 侍ジャパン相手に7―2で快勝した3日の試合は名古屋地区の平均世帯視聴率(20時20分~21時54分)が23・2%(関東地区は14・8%=ビデオリサーチ調べ)を記録。ツイッターでは「中日強すぎ」「中日優勝」「小笠原めちゃくちゃ」といったドラゴンズ関連ワードがトレンド入りを果たした。試合後、選手や首脳陣のもとには「楽しみだね」「期待してるよ」といったLINEやメッセージが数多く届いたという。

 侍打線を5回1失点に抑えた先発の小笠原は31日の巨人戦での開幕投手に決定。「いい経験させてもらいました」(小笠原)と侍ジャパン相手の好投は未来のエース候補にとって大きな自信となった。

 野手陣も日本を代表する投手たちと対戦できたことはいい経験となった。「この時期にあれだけいい投手を相手に打つことはなかなかない。アキーノやカリステにとっても日本のいい投手が見れたのは良かった。一番最初にいい投手を見ておくと後が楽だから」(首脳陣)と特に新外国人選手の日本球界への対応をよりスムーズに進行させると見ている。

 そして何よりも選手にとって大きかったのは満員のドームで2試合戦うことができたことだ。「満員の球場で試合をしたことで、〝またああいうところでやれるように頑張ろう〟っていう目標にもなっただろうしね」(落合ヘッド兼投手コーチ)。中日が今季、快進撃を続ければ今回と同じように多くのファンを球場へ呼び寄せることも可能なはず。侍ジャパンとの対戦で大きな刺激を受けた中日がセ・リーグの台風の目となるか――。