本当の戦いはこれからだ。巨人・原辰徳監督(64)が5日、さらなる競争の激化を予告した。

 WBCの開催に伴い、本拠地の東京ドームを使用できないこともあり、今年は2月1日から異例の33日間のロングキャンプとなった。野手は午前7時開始のアーリーワークを最終日のこの日まで〝完走〟。発案者の大久保打撃チーフコーチは「(スイングの)数を十分振れた。練習の中で防げるケガを防げたことではもう満点です。どのチームにも負けていない」と納得顔だった。指揮官も「95点くらいいったんじゃないかな」とキャンプを採点した。

 ただ、シーズンの開幕は3月31日。キャンプはあくまでも通過点にすぎない。今後のオープン戦で一軍メンバーはさらに絞り込まれていく。原監督は「もうちょっといっちゃうかもしれないけど」とした上で「6試合あるのかな。状態を見ながらやっていきたい」。10日のオリックス戦(京セラ)を皮切りに16日のソフトバンク戦(ペイペイ)までの関西、九州遠征で6試合行われる。そこまでの結果を踏まえ、東京ドームに戻る18日には厳選メンバーを揃えたい考えだ。

 WBCメンバーの岡本和ら4選手がチームに帰還すれば、4選手は一軍から外される。それだけではなく、指揮官は「下(ファーム)のほうでも頑張っている人がいますから、そこはしっかり見ながら」とズバリ。一軍でキャンプを終えても安住の地はない。よりハイレベルな競争が繰り広げられる。