巨人の原辰徳監督(64)が沖縄キャンプ最終日の5日、手締め終了後に副キャプテン・吉川尚輝内野手(28)にサプライズでスピーチを要求。これに背番号2がしっかりと応えた。

 33日間に及ぶキャンプ打ち上げの手締めは選手会長の菅野が淡々とスピーチをこなし三本締めも無事に終了。ナインが引き上げようとしたところ原監督が突然「皆さんの前でしゃべるというつもりで朝起きてグラウンドの方に来たそうです。ですから吉川尚輝、一言、皆さん聞いてください」とマイクアピールした。

 指揮官得意の〝ムチャ振り〟にも、吉川は冷静だった。落ち着いてファンに感謝のスピーチをこなすと「球場で声援よろしくお願いします。ありがとうございました」と締めた。

 キャプテンの岡本和が侍ジャパンで不在。吉川は前夜からスピーチを考えてきたが、菅野が指名されたことで胸をなで下ろしていた。

 それを見た原監督からの「いかなくていいのか?」との問いに、「いきます」と答えた吉川は「何て言ったらいいんだろうと。菅野さんがしゃべっちゃったし。(言葉が)飛んじゃって。自分で何しゃべったか全然覚えてないです」と大役を振り返った。

 もっともサプライズ指名で選手の成長を促すのは指揮官の「十八番」。原監督は「吉川もどちらかというと寡黙な選手ではありましたけど、よう声も出てきているし。キャプテンとして和真が戻ってくるまではしっかり守ってくれていると思いますね」と満足そうにうなずいていた。