ロッテ・佐々木朗希投手(21)が4日、侍ジャパン強化試合・中日戦(バンテリン)に先発登板。3回打者11人を1安打無失点3奪三振に抑え10日・チェコ戦(東京ドーム)前の最終調整を終えた。ストレートの最速は自己最速の165キロだった。
初回、佐々木は珍しく25球を要する不安定な立ち上がり。
ショート内野安打で出した大島を二塁に置きビシエドへの5球目フォークが暴投となり二死三塁のピンチを背負う。さらにビシエドに164キロストレート、決めに行った148キロのフォークなどを食らいつかれ計7つのファールで粘られる。フルカウントからついに根負けした11球目のフォークが高めに浮き、この日最初を四球で一、三塁とピンチが広がった。
続くアキ―ノにもボールが先行した佐々木はカウント2―1からこの日の24球目に自己最速の165キロを計測。ダルビッシュと並んでベンチから同郷・岩手の後輩のピッチングを見守っていた大谷も思わず笑みを浮かべるシーンだった。
これは大谷が日本ハム時代の2016年、CSファイナルステージ第5戦(ソフトバンク戦)でマークした当時のNPB最速記録(現日本人最速)に並んだ瞬間でもあった。
結局、このピンチを164キロの速球でマキ―ノを空振り三振に仕留め切り抜けた佐々木は2回、3回と危なげなく0を並べ53球で本番前の最終調整を終えた。
佐々木は「内容に関してはあまりよくなかった。投げているボール自体は悪くなかったが、小さなフォームの誤差がボールのバラつきを生んだかなと思ってます」と不満顔。
大谷に165キロに並んだことにも「64だったり、65…そこらへんはあまり変わらないと思う。今日はあまり内容がよくなかったので、そっちの方がちょっと気になるなという感じです。ストライクゾーンにこれからもしっかり投げていきたいです」とどうしても投球内容の不満が気になる様子だった。
11日の本番に向けては「毎試合、内容も結果も違うのでその中でもケガなくこれた。勝つことがすごく大事だと思うので内容よりも結果にこだわってやっていきたい」と語った。
岩手が生んだ2人の〝165キロ右腕〟とダルビッシュ、山本由伸を先発の軸として侍ジャパンは3大会ぶりの世界一奪回を目指すことになる。












