巨人・坂本勇人内野手(34)が4日、遊撃のレギュラー当確へ大きく前進した。

 ついに背番号6のバットが火を噴いた。サムスンとの練習試合(那覇)、7回の第3打席だった。カウント1―1から甘く入った147キロ直球を振り抜くと、打球はバックスクリーン左に着弾。今季の実戦12打席目でマークした初安打は豪快弾となり、坂本は「いい当たりでしたね。強く振ることをずっと頭に入れてやっているので。あの一本に限ってはいいスイングが出た」と安堵の表情を浮かべた。

 昨季は開幕直前の故障を含めて3度離脱。原辰徳監督(64)は昨オフから「厳しい目で見ざるを得ない」と今後も中心選手として置くべきかを見極めてきた。実際に岡本和と中田翔、丸の3選手は今季のレギュラーと認めつつも、坂本には当確のお墨付きを与えていなかった。しかも、ドラフト4位・門脇誠内野手(22=創価大)が連日の猛アピール。そんな中で飛び出した〝逆襲の一打〟に、指揮官の信頼はがぜん高まったようだ。

 門脇との遊撃争いの現状について問われた原監督は「争いという考え方はあまりない。争うとか競わせるとか、そういうものではないね。非常にいいショート(門脇)が新戦力として入ってきたという実感はある」。今後、極端な不振やアクシデントさえ起きなければ、開幕戦で「坂本勇人」の名前がアナウンスされることになりそうだ。