巨人沖縄春季キャンプに参加中のドラフト5位・船迫(ふなばさま)大雅投手(26=西濃運輸)が21日に、球団OBで日本ハムやダイエーなどでも活躍した武田一浩氏(57)からカットボールの極意を伝授された。

 重盗対策の練習中、原監督が座る〝原タワー〟に突如、呼び出された船迫。タワーにはこの日、球場を訪れていた武田氏も座っており、同じ変則右腕でセーブ王も獲得した大先輩と対面をする機会が設けられた。その中で、原監督から「対左バッターの時にスライダーだけでは苦戦する。間のカットボールを…武田さんがカットボール(の技術が)すごい人だから」と勧められ、名カットボーラーからの直接指導を受けることとなった。

 元々「ダルビッシュさんのユーチューブで見て研究した」という船迫のカットボールだが「武田さんのカットボールは投げ方違うんで。そういう面で難しくはあるんですけど。練習していく中で、自分のものにできたらなと思ってます」と、引き出しが増えたようだ。

 そもそも〝武田塾〟開講前、船迫の心中は穏やかでなかった。「最後のプレーの時にホームスチールされたので、怒られるのかなと思って行ったら、変化球の話だったのでよかった」とお叱りの呼び出しではなかったことに安堵。初の〝原タワー〟に「変なドキドキ感ありました」と率直な心境を明かした。

 右腕は「期待されてるとプラスに考えて」と満足げな様子。残りキャンプは対外試合など実戦中心となるが「究極は0にこだわったピッチングをして。テーマをしっかり持ってやっていきたい」とキッパリ。最速151キロの力強い直球に〝武田式カットボール〟も効果的に使えれば、開幕一軍も見えてきそうだ。