巨人沖縄キャンプに参加中のドラフト5位ルーキー・船迫(ふなばさま)大雅投手(26=西濃運輸)が、〝WBC右腕〟から授かった金言を明かした。
一軍でスタートした今春のキャンプは、今も一軍で奮闘している。150キロを超えるサイド右腕には首脳陣の期待も高い。19日はブルペンに入って38球を投じ、船迫は「あせってしまうのはあるが、宮崎で(投球の精度を)上げたので、今は落としつつ、実戦に入っていく中で体力がばてないように。調整は順調です」と手ごたえを口にした。
オールドルーキーには注目も自然と集まる。26歳のドラフト指名は、1972年の山本和生と並ぶ球団史上最年長。だからこそ「社会人野球は一発勝負の重圧があった。プロは長期戦だし、その違いはあるけど、プレッシャーの中で4年間戦ってきたのは大きな経験です」と、これまでの豊富なキャリアを自らの財産にしているという。
もちろんプロ入りまでの長い道のりでは、苦しいこともあった。「大学4年生(東日本国際大)のころにドラフト指名漏れ。20数年の人生で1番、屈辱的な日だった」と挫折の瞬間を明かす。それでもあきらめず、あの名投手の言葉を胸に苦しい時代を乗り切ったという。
「ダルビッシュさんがユーチューブで話していた『自分が過去に戻れたとして、オレ、こんな妥協してたなとか思わないように今をやり切る。それが大事』という話。ドラフトって運もあるけど、そういうことが運を引き寄せて選ばれる選手になる」
今でも現役であるレジェンド投手の考え方で挫折を乗り越え、将来の自分のために全力で野球と向き合ったという。
それから4年後、ようやく苦しい日々が報われる瞬間がやってきた。「2022年10月20日、屈辱の日があったからこそドラフトで指名をもらって人生最高の日になった」と当時を思い出し声を弾ませた。
一つの目標は達成したが、プロ生活はまだ始まったばかり。豊富な経験で他との差を見せつけたい船迫は「選手としては27(歳)の年。野球人生自体長くはないので。1日でも息の長い選手になりたいと思っています」と第一線での活躍を誓う。
そのためにも与えられたチャンスは逃せない。首脳陣も認めるような確実な成績を残し、自らと同じような〝夢追人〟の希望となれるか。












