西武OBの松坂大輔氏(42)が、宮崎・南郷で行われている古巣の臨時投手コーチとしての指導を14日に終えた。
選手として西武に復帰した2020年以来の南郷キャンプにわずか4日間だったが「臨時コーチ」という形で帰って来た。復帰後の2年間は早い段階でヒザや肩に異常が発生し治療やリハビリに明け暮れていたため、当時、松坂氏と交流を深めていたのは先発転向を目指していた平井、ゴルフ仲間のニールら数人の投手だけだった。
今回は形を変えて特に若手投手陣と接した松坂氏は「3日目、4日目になるにつれ、選手たちからも積極的に声をかけてきてくれましたし、チームを離れるのはちょっと寂しいですね」とこの4日間を振り返った。
一方で、松坂氏を将来的に指導者として復帰させたい西武にとっては貴重な第一歩となった。
そもそもが、現役時代から「指導者というものにまったく興味がない」といわれてきた松坂氏。それを知る周囲の関係者が、ライオンズを代表する球界の功労者を何とか将来的に指導者の方向へ筋道をつけようと様々な〝工作〟を行ってきた。
2021年12月の引退式では西武入団時の恩師・東尾修氏が入団時に約束していた200勝ボールの交換がかなわなかった〝代償〟として「今度(指導者として)帰ってくるときはライオンズのユニホームじゃなきゃだめだぞ」「この約束は破るなよ!」とファンの前で約束を取りつけている。
東尾氏とタッグを組む渡辺GMも今回の臨時コーチ招へいに際し、指導期間中のユニホーム着用、チーム宿舎への宿泊などを申し出たが、これは松坂氏にやんわりと拒否されたという。
今はその準備期間としてキャスター、取材者として野球を外から勉強中の松坂氏だが、いずれは渡辺久信監督(現GM=08~13年)以来となる投手出身監督としてライオンズに戻って来てもらいたい、という願いを込めて今後も松坂氏に継続的な指導者オファーを出していきそうな西武だ。












