各地で相次いだ広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗ってフィリピンのビクタン収容所から犯行を指示した疑いがある4人のうち、残されていた渡辺優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)がフィリピンから強制送還され、9日未明に警視庁の捜査員に伴われて東京・羽田空港に到着した。
今村磨人容疑者(38)と藤田聖也容疑者(38)は先行する形で7日に強制送還されていたが、渡辺、小島の両容疑者は現地での刑事裁判を抱えていたため、裁判の棄却を待って2日遅れての到着となった。
8日夜にビクタン収容所からニノイ・アキノ空港に移送される際は後ろ手錠に防弾チョッキを着用させられ、口封じの襲撃を恐れた現地警察がライフル銃を持って護衛に付く超厳戒態勢。その後、警視庁の捜査員に身柄を引き渡されて飛行機に乗り込むと、日本への飛行中、特殊詐欺事件に関わった疑いがあるとして逮捕された。
羽田空港には午前4時56分に到着。約100人の報道陣が待ち構えるなか姿を現した渡辺、小島の両容疑者は、記者からの問いかけには応じず、別々の車に乗せられて都内の警察署へ移送された。
今村、藤田両容疑者が7日に強制送還された機内では、終始カーテンで仕切られて中の様子をうかがうことは難しかったが、今回は基本的にカーテンが開いており、2人の様子をうかがうことができた。同じ便で帰国した乗客は「最後尾に小島容疑者、その前に渡辺容疑者が捜査員に囲まれて座っていた。小島容疑者は堂々として捜査員とも話している姿が見られたが、渡辺容疑者はうつむいていて顔を見ることはできなかった」と話す。
渡辺容疑者ら4人は「ルフィ」の共同名義を使い、先月19日に起きた東京・狛江市の強盗殺人事件などの広域強盗事件で、ビクタン収容所にいながら不正に入手したスマートフォンで実行犯に指示を出していた疑いがあり、これから全容解明が進められる。













