パラリンピックで通算4個の金メダルを手にした車いすテニスの国枝慎吾さん(38)に対し、ユニクロの柳井正代表取締役会長兼社長(74)が熱烈エールを送った。
先月22日に現役引退を発表した国枝さんは、7日に都内で引退会見を行った。同席した柳井社長は「国枝選手の強みは勝つことに徹底的にこだわる。絶対にやる、がむしゃらさ、明るさ、肉体とか精神でなくて、人生をかけて。本当に1人の人間として尊敬できる」と称賛。「これからが人生の本番。今後も最大限応援していきたいというふうに思っている。今までは助走、過去のことは全部忘れて、もう必要ないです。これからが本番、今日がスタート。一緒に日本を、世界の中の日本をよりよく変えていこう」と熱弁を振るった。
国枝さんは、今後について「柳井社長から大変なお褒めのお言葉をいただいた」と謙遜しつつ「自分の中ではぼんやりと出てきたくらいなので、それを今言ったらやらないといけなくなる。心の中に秘めておきたい」と語るにとどめた。
ただ、柳井社長は国枝さんの第2の人生に大いなる期待を寄せている。「日本は残念ながら、閉塞状態、本当に。お金がもう全然ない。借金だけは莫大にある。それなのにバンバンお金を配ってる。インフラは古くなって使えないかもしれない。その中で若い人が本当に、将来希望を持ってやっていくとしたら、そのロールモデルとして、これからの国枝くんに期待している」ときっぱり。さらに「本人を前に言うのもなんだが、超一流の選手はだいたい頭がいい。その中でも国枝選手はずばぬけていい。経営の才能があると思う。僕を使ってほしい」と共闘を呼び掛けた。
コートに別れを告げた国枝さんだが、新たな人生でも輝かしい功績を残してくれそうだ。











