悩める王者に〝鉄人流エール〟だ。3日に日本プロレス界の祖・力道山が眠る東京・大田区の池上本門寺で、3年ぶりとなる「節分追儺式(ついなしき)」が催され、ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(26)が参加。新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカ(35)とのシングルマッチが発表された清宮に、業界OBの小橋建太(55)は――。
心を覆い尽くしていたモヤモヤが、ようやく晴れた。清宮は「見ているところは全くぶれない。オカダ・カズチカとのシングルを絶対に実現させるというところに向かっている。その中で、そういう小橋さんの言葉は心強いです」と笑顔をはじけさせた。
清宮とオカダは1月21日の新日本・横浜大会でタッグ対決。試合権のない清宮が背後からオカダに顔面蹴りを浴びせ、大乱闘に発展した。
試合は無効試合となり、武藤敬司の引退興行となる今月21日のノア・東京ドーム大会でのシングル戦が発表された。だが、オカダが「やりません」とボイコットを宣言したため、カード消滅の危機に瀕していた。
小橋はこの状況を「オカダ選手の心理戦が始まっている。それだけ余裕があるということ」と分析。その上で「新日本のトップ選手がボイコットするなんてことは、あり得ない。清宮はそれに乗ってはいけない。21日に向けて、どれだけコンディションを持っていけるかだけを考え、余計な仕掛けをせずにリングで見せろ」と助言したからだ。
そして何よりGHC王座を13度防衛し、かつて〝絶対王者〟と呼ばれた鉄人からの「俺はGHCが一番だと思って戦ってきた。清宮選手にもGHCが最高だっていう思いを持ってほしい」という言葉を重く受け止めた。
清宮は「先輩方の戦いを見て、誇りというのは感じていましたし、自分にも常にあります。だから今回も、先輩方が見て笑顔になってもらえる戦いを見せるつもりです」ときっぱり。GHC王者のプライドを胸に運命の一騎打ちを実現させる。













