アイドルグループ「スリジエ」の愛い姫(あいき=19日)が29日の「アイスリボン」新木場1stRING大会でデビュー。海乃月(27)に敗れ、大粒の涙を流した。
愛い姫効果もあって、この日は超満員札止め(観客256人=主催者発表)。オープニングではスリジエメンバーとともに2曲をパフォーマンス。グループの衣装をモチーフにしたピンクをベースにしたコスチュームで、リング上を踊りまくった。
デビュー試合の第2試合は海乃月相手に、キック連射、ボディープレス3連発と攻め込んだが、3カウントには持ち込めない。ペースを戻した海乃はエルボーを叩き込み、顔面踏みつけなど容赦なく痛めつける。
さらに会場をザワつかせたのが逆エビ固めだった。18日のエキシビションで悶絶し、プロの厳しさを体感した。〝またか〟ムードも漂ったが、愛い姫は2度の逆エビを耐えて、ロープにエスケープした。
ボディースラムで投げ、コーナー最上段からのダイビングクロスボディーアタックを披露。丸め込んで会場を沸かせた。ただ、奮闘もかなわず、最後はフィッシャーマンズ・スープレックスホールドで3カウントを奪われた。
リングで号泣した愛い姫は、海乃に声を掛けられ立ち上がると四方に頭を下げ、マットを後にした。
試合後も号泣する愛い姫を横に、海乃は試合の3日前に右指を痛めていたと打ち明けた。「練習中に(愛い姫が)トップロープから落ちてケガをした。これでは飛べないだろうなと思っていたが飛んだ。レスラー一本じゃないと言うけど、これだけ頑張ったらすごいと思います」と健闘をたたえた。
物販を終えた愛い姫は「テーピングしてくれたのは海乃さん。だから、飛べたし、これがあったから覚悟ができた。ケガという大失敗をしたのは悔しかった。だから海乃さんの前で成功させたくて飛びました」と振り返った。
昨年12月6日に「スリジエを有名にしたい。もっと知ってもらいたい」の思いからプロレス挑戦を表明。翌日からライブをこなしながら、トレーニングを続けてきた。
「最初は腕立て伏せが1回もできなかったけど、今では20~30回できるようになりました。逆エビを掛けられた時はエキシの悪夢がよみがえりましたが、エスケープできて、成長を見せられたかな」
プロレス初戦は9分6秒、フォール負け。「いろいろな思いがこみ上げ」号泣したが、収穫もあったようだ。愛い姫は「今回は自分が考えていた技の半分くらいしか出せなかった」と強調。今後は「レスラー1本というわけではなく、アイドル『スリジエ』の愛い姫として、自分のグループを背負ってここにやってきたので、グループに興味を持ってもらえるようなレスラーになりたい」と前を向いた。
今後は体調とライブを調整しながら参戦し、プロ初勝利を目指す。













