新日本プロレス25日の後楽園ホール大会で、YOH(34)がIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(33)の〝必勝本〟をゲットした。

 YOHは2月5日札幌大会でヒロムのベルトに挑戦する。この日の大会ではオカダ・カズチカ、田口隆祐と組んでヒロム、鷹木信悟、BUSHI組と対戦した。

 YOHは入場時に田口から「必勝本」「田口隆祐監修」と書かれたスケッチブックを受け取る。その中身はイラストとともに「足早い」と書かれていたが、これが必勝本…? ともあれゴングが鳴ると、ヒロムと激しいチョップの応酬を繰り広げた。

 試合終盤にBUSHIと一騎打ち状態となったYOHは、MXをドロップキックで迎撃。さらに襲い掛かってきたヒロムをリバースフランケンシュタイナーで退ける。最後は必殺のDIRECT DRIVE(旋回式ダブルアームDDT)でBUSHIを沈めてみせた。

 王座戦に弾みをつけたYOHは必勝本を手に大の字のヒロムにまたがり挑発。「これからもっと、もっと、もっと、もっと楽しくなるぜ! 完全にテメエを攻略して、そのベルト取ってやるからな! 札幌、その日は、爆風だ!」と豪語した。

 バックステージでは「全部ひっくるめて、高橋ヒロム、テメエからベルトを取るのが一番手っ取り早いんでね。高橋ヒロム攻略、始めます」とニヤリ。5度のIWGPジュニアタッグ王座戴冠歴を誇る実力者が、冬の札幌で悲願のシングル初タイトルを手に入れる。