ドイツ1部シャルケに所属する日本代表主将のDF吉田麻也(34)がピンチだ。

 シャルケは24日(日本時間25日)、1―6でライプチヒに大敗した。昨年12月末にプロ契約したばかりのFW上月壮一郎(22)がデビュー2戦目で初ゴールを決めたことがクローズアップされる一方で、フル出場したDF陣のリーダー吉田は先制を許した場面など、この日は失点に絡むことが多く、完敗したチームの〝戦犯〟と指摘されている。

 ドイツメディア「RUHR24」は、吉田に対してチーム最低点となる「6」(6段階で1が最高)と評価。「すでに前半7分で同じセンターバックのDFヘニング・マトリチャーニとの連係がうまくいかなくなった」とし、「(先制点を許したのは)ディフェンダーの吉田がコントロールできなかったロイヤルブルー(シャルケ)の大失敗の始まりにすぎなかった」と酷評した。

 吉田はリーグ再開前の練習試合ブレーメン戦(14日)で失点に関与した際、トーマス・レイス監督から「不必要にヒールでプレーし、ボールをまたぎ、クロスを許し、人を見失って、数的不利になる。迷惑な話だ」と糾弾されており、この日の失態でスタメン剥奪の可能性が高まっている。

 シャルケはリーグ最下位の18位に低迷し、失点「41」はリーグワースト。2部降格へのカウントダウンが始まっており、DFリーダーの吉田への風当たりも強まるばかりのようだ。