全日本プロレスの青柳優馬(27)が、自身初の〝5冠取り〟に王手だ。

 22日の後楽園大会では野村直矢とのコンビ「ノムヤギ」で世界タッグ王者の宮原健斗、野村卓矢組に挑戦。2月4日の八王子大会で宮原の3冠ヘビー級王座に挑戦する優馬にとって、前哨戦も兼ねたタイトルマッチとなった。

 だが、王者組の猛攻にさらされ、卓矢の首4の字固めで捕獲されると、直後に宮原の頭突きを食らいダウンした。その後は一進一退の攻防が続いたが、19分過ぎから激しく試合が動いた。

 宮原がシャットダウンスープレックスホールドの体勢に入ったところを、優馬は体を入れ替えて回避。エンドゲーム(変型フロントネックロック)で捕らえ、絞め上げる。

 一度は脱出されたが、直矢がエルボーの連打を決めてアシスト。最後は優馬がTHE FOOL(変型フィッシャーマンバスター)でトドメを刺した。

 かつて2度、アジアタッグ王座を戴冠したノムヤギだったが、2019年2月に直矢の意向で同王座を返上。チームも解散した。あれから約4年。昨年末に再結成したコンビで世界タッグ王座を手にした優馬は「取ったからには、責任を持って世界タッグ戦線を盛り上げてみせる。誰だ、次の挑戦者は? 誰でもかかって来い!」と胸を張った。

 しかも、3冠と2本のベルトからなる世界タッグの5冠王者として君臨していた宮原から直接勝利を奪った。2月4日の3冠戦へ大きな弾みをつけただけでなく、ここで同王座を初戴冠すれば、今度は優馬が5冠王者に輝く。

「新たな全日本プロレスに生まれ変わる準備が今日、整った。本当の意味での全日本プロレスの新時代を皆さんにお見せしようじゃないですか」

 千載一遇のチャンスを生かし、新たな時代を切り開く。