全日本プロレスの〝ひねくれ者〟青柳優馬(27)が、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(54)に借りを返す。

 22日の後楽園ホール大会では野村直矢とのコンビで宮原健斗&野村卓矢の世界タッグ王者に挑戦し、2月4日の東京・エスフォルタアリーナ八王子大会では宮原の持つ3冠ヘビー級王座に挑戦する。

 3冠と2本のベルトからなる世界タッグを同時戴冠する〝5冠〟のチャンスが到来した優馬は「今の全日本プロレス、イコール宮原健斗っていう雰囲気に風穴をあける」と力強く意気込んだ。

 しかも、敵は宮原だけではない。3日の後楽園大会で宮原に挑戦状を叩きつけた際、直後に永田も3冠王座への挑戦を表明するという異例の事態に見舞われた。

 優馬にとって、永田は因縁の相手だ。2017年12月、新日本プロレスの若手育成興行「ライオンズゲート」で一騎打ちし、完膚なきまでに叩きのめされたことは忘れていない。また、18年6月にはアジアタッグ王座戦で敗れている。

「青柳優馬のルーツをたどると、ちょいちょい永田裕志が出てくるんですよね。でも、まだ直接勝ったことがないので、決着っていう意味ではついてない」

 そのため、3冠王座初戴冠を成し遂げた際には、V1戦でミスターを指名すると宣言。「永田さんも相当な覚悟で挑戦表明しに来たわけだから、その思いをくんであげたい。(新日本で)居場所がなくて全日本に来てるんだったら『僕がつくって差し上げます』っていう気持ちですね」と上から目線で言い放った。

 永田が3冠王座を巻けば、主要3団体のシングル王座を戴冠する「グランドスラム」達成となる。「僕がそのチャンスをつくってやろうかな」。不敵な笑みを浮かべた優馬が、まずは5冠取りを果たす。