混乱は何を生むのか…。アジアタッグ王者の〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンが、火に油を注ぐ面倒を言い始めた。
カシンは3日の全日本・後楽園大会でNOSAWA論外と組み、大森隆男、井上雅央組に挑戦。試合はベテラン4人の動きが妙にかみ合わない展開となったが、最後は2月21日の東京ドーム大会での引退試合を控える論外が大森を首固めで丸め込んで王座を奪取した。
すると、この試合後には論外が「大仁田厚に伝えてください。電流爆破ならアジアタッグの防衛戦をやる」と勝手に次期挑戦者を逆指名。これに大仁田も「2月4日にアジアタッグをかけて全日本プロレス史上初の電流爆破でやってやる!」と東京・エスフォルタアリーナ八王子での挑戦を勝手に受諾した。
この奔放なやりとりに全日本プロレスがどう対応するのか注目される中、もう一人の王者であるカシンにも意見を聞こうと連絡を取ってみると、開口一番「僕はもう一般人なんです。私人なのでこのような連絡はやめてください。静かに余生を過ごしたいんです」と予想外の言葉が返ってきた。完全に〝ヤブヘビ〟だったが、カシンは「引退しました。全日本プロレスを。いえーい!」と告白した。
ベルトを奪取した3日の試合内容に納得がいかなかったとした上で「それで負った心のダメージが治らないんですよ。今までならすぐ回復していたのに、今回は全然治らない。自分でもビックリしています」とわざとらしくか細い声をひねり出す。
その上で「もっと事前に相手を研究すべきでした。あんな試合になってしまった原因の全ては、私の研究不足に尽きます。力不足を痛感したんで、引退します。全日本プロレスを」と反省を口にした。
では今巻いているベルトはどうなるのか。返上なのか。この問いには「いや、だから昔から言ってるだろ。ベルトは防衛戦をして負けたら渡すって」と、遠い昔に聞いたことがあるような主張をいまだに続ける。
さらに「そんなことより、藤田はなんで今日、後楽園ホールにいたんだ?」と、試合も組まれていないのに8日にノアの昼夜興行が行われた後楽園周辺で目撃された野獣・藤田和之について言及。「スケジュールを間違えた? そんなのおかしいだろ。何のためにアイフォンを持ってるんだよ。まさかあいつ、高速代をノアに請求しないだろうな…」と口走ると取材を強制的に打ち切った。












