信頼を積み上げていく。昨年、初めて行われた現役ドラフトで巨人から広島に移籍した戸根千明投手(30)が、20日にマツダスタジアムでの合同自主トレに参加。19日に合流した左腕はランニング、キャッチボールなどで体を動かした。

 ブルペン入りもし、立ち投げながら30球。その意図について「傾斜の確認と、今どれだけの強度で投げられるかの確認。寒いのもあるので、あんまり飛ばし過ぎてケガをしないようにやる」と話した。

 昨年、松田元オーナー(71)が「戸根がキーパーソンになってくれるんじゃないかなと期待している」と話すなど、チームからの期待は大きい。これに戸根は「そこを意気に感じないといけないし、結果も出していかないと」と語る。

 そんな戸根が大事にしているのが、ハングリー精神だ。

「巨人時代に原さん(監督)もよく弱肉強食だとおっしゃっていた。弱いものが淘汰されて、強いものが生き残っていく。そのハングリー精神はずっと忘れないようにと思って毎年やっている」

 今年の目標としてまず掲げたのは「左打者を抑える」ということ。それができたら「登板数を増やしながら、信頼を勝ち取って。(その後に)セットアッパーとか、最終的にそういう目標が(設定)できるのではと思う」と着実に足元を見つめていた。