〝トラックの女王〟で五輪4大会出場の福士加代子氏(40)が新たな取り組みをスタートさせる。
昨年1月の「大阪ハーフマラソン」を最後に現役から退いた福士氏は、全国各地のマラソン大会にゲストランナーとして参加。多くの市民ランナーと接する中で「走るということの楽しさをもっと多くの人に知ってほしいし『福士さんに会ったら元気になりますね』や『また会いましょうね』などと声を掛けもらって、自分でこういう大会を企画したら面白いのでは」との思いが芽生えた。
そこで自らが主催者としてランイベントを計画。現役時代にジュニア3000メートルの日本記録やハーフマラソンのアジア記録を樹立した他、合宿地としても訪れていた思い出の地・香川県を開催地とし、実行委員長として昨年3月から何度も香川県に訪れ、スポンサー探しに奮闘した。「何をやるにしても想像以上に準備や時間が必要だった」と苦笑いを浮かべつつも、地道に準備を進め「笑って走れば福来たる駅伝in香川」(笑福駅伝)を屋島レクザムフィールドで4月1日に実施する運びとなった。
イベント名の由来は実に福士氏らしい発想だ。「楽しいから笑うんです。隣で誰かが笑っていたら隣の人も笑ってくれるし、笑いがどんどんつながっていったら」。笑顔のタスキ渡しを理想に掲げ「何か走るのが嫌とかいう人も、ちょっとでも笑って走れたら。楽しく走れればいいというイベントにしたい」と福士氏自身もチームで参加。さらに、MCも務めるなど、1人でも多くの参加者が楽しめるイベントにするべく、さまざまな工夫を凝らしている。
当イベントは小学生以上の男女であれば誰でもエントリー可能。2~8人のチームで8区間(各区間1・8キロ)を駆け抜ける。2月10日がエントリー締め切り日で、先着100チームが参加できるという。「このイベントに来たらとにかく1回は笑って元気になるようなお祭りのような大会にしたい」と福士氏。第2の人生も持ち前の明るさで、陸上界の発展に寄与していく覚悟だ。












