言葉にはこだわらない。広島・森下暢仁投手(25)がシーズンに向けて着々と準備を進めている。昨年10月に右ヒジ手術を受けたが、経過は順調。「自分の中ではしっかり腕を振れてキャッチボールできている感じ」と話した。

 今年でプロ4年目。一度も経験していない優勝への思いは年々、強くなっている。今季に向けては「チームとしてもいろいろ変わると思いますし、個人的にも4年目なので、今まで以上にいい成績が残せたらいいなと思う」と意気込んでいる。

 そんな森下は「エース」という言葉に強い思い入れはないという。「エースと呼ばれることにこだわりはないですね。周りから言われたり、評価してくれてることはいいことだと思うが『自分がエースだから』みたいな雰囲気は(自分に)多分ない」

 その理由を「ピンとこないっていうか…球界を代表する人が一番かっこいいなって思っちゃうので」と説明。そしてこう疑問を呈する。

「栗林さんが守護神でずっといるわけで、栗林さんがエースと言ってもおかしくないじゃないですか?」

 広辞苑によれば「エース」とは「スポーツで、チームの主力選手。特に野球チームの主戦投手」とある。それを知ってか、森下はこうも力説する。

「チームとしては栗林さんみたいな人もエースと呼ばれると思うんですよ」

 だからこそ「自分がエースだともそんなに思わないというか…」。それでも2023年の目標を「具体的にはないが、ローテーションを守ってイニング数を投げて結果がついてきたらいいなと思う」と話し、チームに対する決意をにじませた。