コロナ禍になり軽い筋トレを始めたが、思ったように筋肉がつかない。お腹にうっすら縦線は出てきたが、肝心の下腹はふにゃっとしたまま。雑誌『Tarzan』の筋トレ特集を熟読し、プロテインもサラダチキンだって食べているのに、いったい何がいけないのだろう? やはりパーソナルトレーナーをつけないと、理想のカラダにはなれないのだろうか?と、そんなことを思っていた矢先に耳にしたのが「アルコールは筋肉の合成に悪影響を及ぼす」ということ。え、ちょっと待って。筋トレ後のビールを楽しみに、せっせとトレーニングしていたというのに(涙)。

 アルコールが筋肉の合成に悪影響を及ぼす理由は、「mTOR(エムトール)」という筋肉の合成を高める酵素が絡んでいる。mTORが細胞内で働くと、たんぱく質の合成が活性化するのだが、アルコールを飲むとその作用が抑制されてしまうのだ。そして何と筋肉の合成率が3割程度も落ちるという研究報告もある。これを聞いて納得。そりゃ筋肉がつかないワケである。「今日はいつも以上に腹筋を攻めたし、ハイボール2杯いっとくか」という具合に飲んでいたのだから。

 では筋肉をつけたかったら禁酒しなくちゃいけないのかといったら、そんなことはなく、筋トレから十分に時間を空けたらそう問題はないらしい。おすすめは朝筋トレ。筋トレ後の筋肉の合成のピークが1~2時間後なので、朝に筋トレをしておけば、夜に飲んでもそう影響はない。これを聞いて早速、朝筋トレに切り替えた。何となくだが、心なしか二の腕が引き締まってきたような気がする。しかし、下腹は大きな変化はなし。やはり「抹茶味のプロテインを芋焼酎で割ったらおいしいだろうな」と考えているようでは、まだまだ修行が足りないのかもしれない。