【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。今回もさまざまなタイプの注目アイテム5品を揃えてお届けします!
実に韓国らしいモチモチ感を味わえます
【セブン中本に匹敵する刺激の後に…】三養食品「スワイシーブルダック炒め麺 BIG」(334円+税)
1963年9月15日に韓国初のインスタントラーメン「三養ラーメン」を発売した三養食品の激辛ブランド「ブルダック炒め麺」より、2026年の新たなトレンドとして注目されているスワイシーな新作が展開された。スワイシーとは、Sweet(甘い)とSpicy(辛い)を掛け合わせた造語で、甘さと辛さが共存したフレーバーを意味している。ただ、このブランドが激辛を売りにしていることを忘れてはいけない。パッケージの辛さレベルは最も低い「1」となっているが、いざ口に運ぶとセブンの中本に匹敵する刺激が襲ってくる。
しかし、それ以上に驚いたのがキャラメルの甘さとトッピングの金平糖だ。前者は調理後の香りから映画館を想起するほど明確に、後者は既存のカップ麺にはない食感が面白く、意外にもブルダックソースとの相性は悪くない。めんは熱湯を注いでから電子レンジで加熱する手間を要するが、カムジャめん(じゃがいも粉末を使用しためん)さながらのモチモチ感が実に韓国らしい。万人にオススメできる味ではないけれど、確実に新たな刺激が得られるはずだ。
【「すず鬼」インスパイアとしか思えない】 日清食品「カップヌードル シビ辛スタミナ ビッグ」(298円+税)
今年で発売55周年を迎えるカップヌードルより、パンチのある味わいの「スタミナ系ラーメン」をアレンジした新作が登場した――が、結論からいうと「元祖スタミナ満点らーめん すず鬼」インスパイアとしか思えない骨組みだ。なかでも醤油とニンニクの効かせ方は、明星食品×すず鬼のカップラーメンに酷似しており、そこからアブラの量を控えて花椒のシビれを加えたようなテイスト。ここまで似せるのであればシビれなど入れず、徹底的に寄せてほしかったのが正直な感想だ。
しかし、半分食べた後に生卵を割り入れて混ぜる“生卵ダイブ”の訴求が実に面白い。暴力的なテイストが驚くほどマイルドになり、なおかつコクも深まるため、満足度が数倍に跳ね上がる。ここからは筆者の独自アレンジになるが、生卵を割り入れたタイミングで味ぽん(小さじ1弱)と鰹粉(ふたつまみ)を入れることを強くオススメする。
【青唐辛子の清涼感と柚子のアクセント、そして…】日清食品「日清のどん兵衛 特盛和スパイスカレーきつねうどん」(298円+税)
さらに、カップヌードルと肩を並べる日清食品の看板ブランドからも興味深い新商品がリリースされた。以前にも特大おあげとカレーうどんを組み合わせた特盛どん兵衛を発売しているが、今回は6種の和スパイス(青唐辛子、柚子皮、さんしょう、紫蘇、生姜、白胡麻)をブレンドしているところが面白い。
なかでも個性的だったのは、青唐辛子の清涼感と柚子のアクセント、そして(パッケージには青紫蘇がデザインされているが…)赤紫蘇の余韻が斬新で、意外にもカレーとの相性は悪くない。そのため甘辛い特大おあげも孤立しておらず、なんとも絶妙な一杯に仕上がっていた。6種の和スパイスは先入れ粉末スープにブレンドされていたので、これが既存の彩り七味よろしく個包装だったら…という若干の不満は芽生えたが、それでも和スパイスとカレーの絶妙な掛け合いが楽しめる一杯だ。
【ここまで豚骨感を愚直に打ち出した商品は多くない】ファミリーマート「ふくちゃんラーメン監修 スープにこだわった豚骨ラーメン」(297円+税)
1975年(昭和50年)8月1日、福岡県早良区百道に創業し、現在は田隈で人気を博している「ふくちゃんラーメン」のカップめんといえば、昨年からファミマルの定番商品に位置付けられている。共同開発者はサッポロ一番のサンヨー食品で、通常品は縦型ビッグを基本としているが、本商品は“お店のスープを徹底的に再現し、店主も認めた”どんぶりタイプ。
粉末スープ+液体スープ+調味油を組み合わせたスープ特化型のスタイルで、完成後のスープは味の濃度が極めて高く、豚骨特有の臭みや豚脂の風味も抑えていない。具材らしい具材は入っていないものの、好きなタイミングでトッピングできるフライドガーリックとゴマが別添されているため、味が濃くても飽きない工夫が凝らされている。厳しめに見ると筆者は砂糖の甘さが気になったが、豚骨特有の雑味や臭みを“持ち味”として表現している、ここまで豚骨感を愚直に打ち出した商品は多くない。
【帰ってきた激辛味噌にマイナス一切なし】ローソン「スープ激うま!激辛味噌ラーメン」(221円+税)
あえて具材を省き、スープに特化することで販売価格を抑えたローソンの大ヒットシリーズ。その記念すべき第1弾を飾った「激辛味噌」が久々に帰ってきた。2024年10月29日に初めて登場し、昨年4月15日に再販されているため、今回で3度目になるが、結論からいうと目立ったマイナスは一切ない。まず、特筆すべきは豚骨の存在感。北極ラーメンや辛辛魚ラーメンに匹敵するほどの辛さではないけれど、激辛の文字通り唐辛子の刺激は強く、しかしながらそれに屈しない豚骨のまろやかさは圧巻だ。
さらに、激辛系の味噌ラーメンにしては珍しく、白味噌の優しさを感じるところも個性があっていい。めんは全粒粉入りにリニューアルする前の「麺職人」に近いため、やや旧世代チックではあるものの、激辛と対比を描く小麦粉の風味と甘さも本商品の魅力を底上げしている。これほど完成度が高いのに、販売価格は税込238円。激辛好きは是が非でも試してほしい。
各商品の詳しいレビューは筆者のYouTubeチャンネル「カップ麺研究家 taka :a」参照
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。






















