今月もフード業界の重鎮X氏が、コンビニ商品をじっくり分析・評価します。毎日うだるような暑さですが、おいしいものを食べて体力を維持したいところ。はたして、みなさんの気になる商品は見つかるでしょうか!? (評価は10点満点)
【セブン‐イレブン】
【見た目の赤い衣はインパクト大】「激辛!台湾ミンチカツ」(税込み189円)
名古屋名物の台湾混ぜそばのミンチをイメージして作ったミンチカツで、これはもうビールのおつまみ確定の一品だ。見た目の赤い衣は激辛そうでためらうが、口に入れると激辛というほどではなく、旨辛のバランスがよくまとまっている。また、ミンチに混ぜられたニラの香りがふわっと広がり、肉にはニンニクも効いていていい。
辛さは常識的な範囲で食べやすく、単品で成立する味なのでソースに頼らなくてもおいしくいただける。サイズは小ぶりだが、価格はそこまで高くなく、ビールのつまみとしての味、価格両面での満足度は高いだろう。【おいしさ=8点、満足度=8点】
【大人向けのクリーム】「爽やかレモンクリームクロワッサン」(税込み246.24円)
袋を開けた瞬間にレモンの香りがして夏っぽくていい。表面は糖衣で覆われており甘そうだが、食べるとそこまで気になる甘さではない。クロワッサン自体はサクサクよりふわっとした食感だ。
中のクリームは果皮のつぶつぶが入っていて少し大人向けの味になっている。クリームも全体に行き渡り、どこから食べてもレモンクリームを感じられるのもうれしいポイントだ。【おいしさ=10点、満足度=7点】
【ファミリーマート】
【夏向きの仕上がり】「LabQ監修 至高の一杯冷製煮干し醬油らぁ麺」(税込み658円)
北海道・札幌にあるラーメンの人気店「Japanese Ramen Noodle Lab Q」監修だけに、コンビニ商品といえど上品な味に仕上がっている。冷製の煮干し醬油は煮干しの香りが過剰にならず、スッキリとした味わいで暑くても食べやすい。出汁感は控えめで冷製ということもあり、一般的なラーメンらしいガッツリ感はない。ちょっと幅広の麺はのど越しのいい麺で、これはこれで夏向きに仕上がっている。
具材は青ネギが多めで香りがよく、少ないながらもシャキシャキのメンマが食感のアクセントになっている。途中から付属のレモンジュレで味変するのが推奨だが、序盤に入れると酸味が全く効かないので要注意だ。【おいしさ=7・5点、満足度=8点】
【海苔の香りがいい】「SPAM(R)むすび スクランブルエッグ」(税込み398円)
定番の“スパムおにぎらず”で、一度は食べてみてほしい一品だ。パッケージを開けると海苔の香りがよく、味はスパムの旨味がしっかりあって卵とマヨネーズが酸味とまろやかさをほどよく追加している。
ケチャップは入っているが、味の前面には立たずに後味でふっと顔を出す程度。全体的に塩味が弱く海苔の旨味に頼っている感じもするが、全体的な満足度は高いだろう。【おいしさ=8点、満足度=6・5点】
【ローソン】
【男子の心をくすぐるB級感】「ハムカツ焼そばサンド」(税込み343円)
名前からしてB級感が漂う商品で、パッケージもシンプルで男子の心をくすぐる。実際、開けてみても女子ウケよりガッツリ男子を狙った印象だ。焼きそばの量は控えめ、ハムカツも薄め、卵サラダも薄く仕込まれ、総じてコンパクトなのだが、食べてみるとハムカツの味がしっかりしていて期待通りのB級感を味わえる。卵サラダもマッチして滑らかな口当たりとマヨネーズの酸味で味が締まってなかなかおいしい。
一方で焼きそばは影が薄く、かろうじてソースの濃い味がハムカツにソースをかけた感じになることで存在意義を保っていると言える。パンは普通の食パンで適度なかみ応えがあり、このとっ散らかった構成をおいしくまとめているのが好印象だ。【おいしさ=7点、満足度=7点】
【ひと口で火を吹くぞ!】「マジ辛ッ! 暴君ハバネロ シビれ花椒」(税込み148円)
リング状の激辛スナック菓子だが、実際に食べてみるとひと口で火がつく辛さ! こりゃ辛いわ~というのが第一印象だ。2つ食べるだけで、ビールをぐびぐび飲みたくなる。
花椒のしびれはあとから軽く感じる程度で、辛さの主体はほぼ唐辛子だ。花椒の香りを楽しむのではなく辛味を浴びるスナックで、1袋を淡々と食べ切るのは難しいかもしれない。ただ、辛党には満足度が高そう。チーズに合わせて食べたり、サラダにトッピングするのもよさそうだ。【おいしさ=5点、満足度=5点】
























