【カップめん評論家taka :a激推し!トレンド最前線】大人気ブロガーが次々と発売される新作カップめんを徹底解説する好評企画。今回はどれを買おうか迷う人も多そうですが、そんな時は全部チャレンジしてみてもいいかもしれません!
迷ったら全商品チャレンジもオススメです
【まさかの約4・28倍】セブン-イレブン「ブタメン超BIG」(268円+税)
1993年(平成5年)に発売された「ベビースター 当りら~めん ブタメン(とんこつスペシャル)」にルーツを持ち、現在もおやつカンパニーが製造・販売している駄菓子の「ブタメン」を知らない人はいないだろう。それを約2.5倍に巨大化させた「ブタメンBIG」は過去に何度も登場しているが、まさかの約めん4倍の「超BIG」は前例がない。――いや、厳密に計算すると約4.28倍、さらにセブン-イレブンでの販売価格は駄菓子の「ブタメン」と比較して約2.73倍だったので、そこだけ見るとコストパフォーマンスは高い。ただ、残念ながら再現度は低い。本家よりも豚骨が弱く、めんの芳ばしさもノイズになっている。しかも、かなりのショッパさに驚いた。
企画としては非常に面白く、この“やりすぎOK”を実現できたのも20年以上の付き合いを続けてきた3社(セブン&アイ、エースコック、おやつカンパニー)の信頼あってこそ。話題性の高さは申し分なく、実際にSNSでも盛り上がっているだけに、複雑な気持ちではあるが、そもそも味を語るのは野暮な商品なのかもしれない。
【本店では食べられない限定メニュー】セブン-イレブン「マルちゃん 裏 飯田商店 豚骨らぁ麺」(248円+税)
2010年(平成22年)3月16日の創業以来、神奈川県足柄下郡湯河原町に本店を置く「飯田商店」の店舗では食べられない、カップめん限定の“裏メニュー”がある。2023年の「しょっぱい豚骨醤油」に始まり「セアブラニンニク豚骨醤油」「エキゾチック担々麺」と毎年ユニークな商品を展開しているが、今年の「裏」は意外にも硬派なチョイス。たしかに「飯田商店」監修シリーズとしては珍しい取り組みとなるが、味の方向性に奇を衒った要素はない。ただ、結論からいうと「裏」シリーズの最高傑作といっても過言ではない。
あえてクセのある豚骨臭と豚脂の芳ばしさを前面に立たせ、いざ口に含むとクリーミーな豚骨感が口いっぱいに広がる――これが縦型カップで楽しめるのかと驚いた。しかも、東洋水産の独自製法による細めストレートめんのクオリティも高く、加水率が低めの設計でありながら、最後まで歯切れのよさが楽しめる。かやくの個体差は激しかったが、それさえも些細に思えるほど。コストパフォーマンスも凄まじいので、早めにセブン-イレブンで確保してほしい。
【お酢と特製ラー油の働きぶり】ファミリーマート「東京油組総本店 油そば」(328円+税)
2018年(平成30年)7月24日の発売以来、毎年恒例となっている「東京油組総本店」監修シリーズ。その当初からノンフライめんを搭載しているのが特徴で、2代目から従来品比めん10%増量(90g)、4代目では「きざみのり&ごま」と「たまごタレ」を別添。5代目には再び従来品比めん10%増量(100g)を実現するなど、時代にあわせて進化を続けているが、本商品に添付されている「お酢」と「特製ラー油」の採用はシリーズ初の試みだ。
めんと濃厚ダレに大きな変更はなく、たまごタレの廃止は寂しいポイントになるが、大量のアブラは健在。また酢とラー油がそれぞれ別の小袋に充填されているため、好きなタイミングで味に変化を付けられるところが――いや、実店舗では“心得一、着丼したら麺の上からお酢とラー油を素早く回しかけよ”となっているため、いきなりかけるのが正解なのかもしれない。いずれにせよ、酢とラー油の働きぶりは体験の価値ありだ。
【なんといっても牡蠣の余韻】サンヨー食品「サッポロ一番 開発担当者絶賛 鳴神食堂監修 牡蠣×宗田節×鯖節醤油ラーメン」(271円+税)
サンヨー食品に在籍している“スープ一筋25年以上”の開発担当者が絶賛する、群馬高崎市の名店「中華蕎麦 鳴神食堂」の味わいを再現した本商品。特筆すべきポイントは、なんといっても牡蠣の余韻。ひとくち含んだ瞬間は、宗田節×鯖節と醤油が目立っている。しかし、後味に残る牡蠣の強さがユニークで、つい箸を止めて深呼吸したくなるほど。
さらに、めんは同社の独自技術「高密度製法」による全粒粉を練り込んだフライめんの品質も高く、縦型カップにありがちな安っぽさを感じない。かやくは鶏肉そぼろ、ねぎとシンプルに仕上げてあるが、それだけにスープのノイズが少ないのも利点。やや小難しい味ではあるけれど、開発担当者絶賛は誇張ではなかった。
【異様に滋味深いノンフライめん】セブンプレミアム「名古屋台湾ラーメン」(198円+税)
コストパフォーマンスと質の高さの両立に定評があるセブンプレミアムが、またひとつ名作を世に放った。やや強めの辛さと甘さのバランスが絶妙で、肉具材の量も多く、なぜだかノンフライめんが異様に滋味深い。ふと原材料名を確認し、クロレラエキスの表示を目にして理解した。本商品の製造者は明星食品で、同社は「支那そばや」のカップめんも担当している。クロレラエキス入りのノンフライめんは「支那そばや」監修シリーズから生まれた逸品で、14年以上の歴史を持つ。
しっとりとした口当たりに、適度な密度感とスープ馴染みの良さ、そして何より小麦の甘みが強い。それが辛いスープと対比を描き、中毒性をブーストしている。大きめの肉そぼろは量も多く、この値段でこの品質を打ち出されてしまっては、もはや手放しに評価せざるを得ない。前述の「ブタメン超BIG」や「裏 飯田商店」を探しに行くのであれば、こちらも必ずチェックすることをオススメする。
各商品の詳しいレビューは筆者のYouTubeチャンネル「カップ麺研究家 taka :a」参照
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。






















