耳で感じる、今までにない〝怖さ〟。「日常に潜む音の違和感による恐怖」を味わう、体験型展覧会「残響シ念展―音と感情の実験室―」が、名古屋パルコで3日から始まる。

 手がけたのはホラークリエイティブカンパニーとして知られる株式会社闇。会場内には、一見「綺麗」「かわいい」オブジェや映像、展示物が並ぶ。しかし、その前に立って耳を澄ませ、漂う音に気付くと、その風景は一変する。

用意された展示物
用意された展示物

「闇」社の浜田瑠衣プロデューサーは「実験をテーマにしています」と話す。「今は情報過多の時代で、特に目から入ってくる情報がたくさんありますが、人が恐怖を感じる時というのは、耳からの情報のほうが大事なのではないかと思います」という。BGMが変わればなんでもない風景が怖くなるように、音は人間の認知を簡単に操る。「被験者になったような気持ちで巡っていただきたいです」。

 被験者たちをナビゲートするために、場内にはクリープハイプのボーカルで小説家でもある尾崎世界観(41)の言葉が掲示されている。「いい意味で気持ち悪い文章です。ぜひ、その独特のテキストと一緒に回っていただければ」(浜田P)。

一見普通の展示物だが…
一見普通の展示物だが…

 自己責任にてご入室ください。実験結果について、当社は一切の責任を負いかねます――。被験者になれるのは11月15日まで。その後は心斎橋パルコでの開催が予定されている。