ウェブ広告などで「あ、見たことある!」という人も多いであろう茜さや(大の温泉好き)が、ほっこりできる名湯についてつづる当コラム。今回は色が変わる湯を楽しめる、こだわり満点の露天風呂を紹介します。
皆さんは「こだわり」という言葉にどういうイメージをお持ちですか?「頑固」ととらえると少しマイナスな印象もあるかもしれませんが、私は「信念を貫く」と受け取っており、とても好きな言葉です。
実は、温泉巡りをしていると、宿の店主さんには地元やお宿への愛情にあふれ、それに加えて揺るがない「こだわり」を持っている方が多いです。私はそんな方々が大好きで、今回ご紹介する大分県筌ノ口(うけのくち)温泉・新清館の店主さんもその一人です。
自然豊かな中にあるお宿で、創業明治35年と歴史深く、古民家のようなすてきな建屋。自慢の露天風呂は、なんと店主さんが工事の際に職人の方と一緒に植栽や塗装をするほどのこだわりぶりで、本当にすてきなお風呂なんです!!
まずお風呂にたどり着く前に自然林がお出迎え。なんだか温泉という宝物目指して冒険している気分にさせてくれます。
その先に見えてくるのが、風情のある脱衣所と緑に囲まれた屋根付きの露天風呂。お風呂はとても広々としていて人の目を気にせずゆっくりできますし、雨の日でも屋根があるので安心。その造りからも入る人のことを考えられているのが分かります。
泉質は炭酸水素塩泉で、肌の汚れを落とす効能と保湿の効能を併せ持つまさに「美人の湯」のお手本で、肌ざわりはとても柔らかく湯温もちょうどよく、ゆったりできる条件が揃い踏み。
また、「金色の湯」と言われるほど特殊な色をしていて、湯口は透明なのに空気に触れると茶色っぽい色に変わります。これがすごく不思議で「うわ~」となるのですが、そんな独特のお湯を楽しむための風情や景観を演出した店主さんのこだわりがあったからこそ、癒やしや特別感をより感じることができるのだと思いました。
お風呂に入った後は囲炉裏のある休憩所でまったり~。夜ごはんは素材の味を生かした田舎料理でほっこり~。次の日は近くにある歩道専用としては日本一の高さを誇る「九重“夢”大吊橋」で記念撮影~といったゆるりとしたプランはいかがでしょうか?
こだわりも信念が伴っていれば、必ずすてきなものが出来上がる――温泉を通して人の思いや生き方も学んでいると改めて感じます。そう考えるとその完成形に癒やされて楽しめる私たちって本当にぜいたくだと思いませんか♪
あなたがすてきな温泉とつながれますように。
【筌ノ口温泉 新清館】大分県玖珠郡九重町大字田野1427―1。日帰り入浴は要問い合わせ(℡0973・79・2131)。宿泊=1泊2食付き8800円~。交通=JR豊後中村駅から車で約30分。大分自動車道・九重ICから約20分。















